【Mod】Beat SaberのModが使えなくなったからバージョンを下げた話
2020/04/11追記 download_depotコマンドがSteamアップデートにより最新バージョンのみのダウンロードに限定されたため、手順が増えました。今後もSteamアップデートにより手順が変わる恐れがあります。注意しながら進めてください。
Modが使えなくなった
それはver1.6.0に更新されてからいつものようにBeat Saberを起動しようとしたとき。Modが使えない!!
まあ、いつものようにModAssistantで新しいバージョンのModを入れれば動くかな?と思ったら入れても動かない!というかなぜかpluginファイルにModが入ってない!
それからBeatDropでModを導入して遊んでいましたが、ver1.6.2になるとBeatDropですらModを何故か導入できない状況に…しかもver1.6に対応したCustom Avatorは未だリリースされず…(一応ベータ版なら出てます。)
Beat Saberのバージョンダウン
そんな困り果てていたある日こんなツイートを発見しました。
なんかMOD使えないって声を多数見かけるけど
— 【Vtuber】とんす✌✌ (@Tons_gaming) 2019年12月14日
BeatSaberに限らずSteamのゲームはバージョンを下げることも可能だゾ
バージョン下げてMOD入れなおせばまた使えるので
360°やらないなら下げよう!#BeatSaber#ビートセイバー
バージョン下げってできたんですね…ということでver1.6.2からver1.5.0バニラに戻してMod導入した備忘録です。(他バージョンに戻すことも可能です)
なお、以下手順は自己責任でバックアップを取りながら進めてください…
※バージョンを下げたときの注意点
✕90°、360°モードで遊べなくなる
✕ScoreSaberで出るオンラインランキングが表示されなくなる
✕今後新しく追加される公式曲が遊べなくなる etc...
2020/04/11追記事項
Steamアップデートによりdownload_depotコマンドで過去バージョンをダウンロードできなくなりました。ただ、現在でも外部ツールを使ってのバージョンダウンが可能です。現在のバージョンダウンの方法は以下の二通りです。
A.「Cheat Engine」を使う方法
欠点:Steamのデータをいじるため、失敗時のリスクが大きい。
B.「DepotDownloader」を使う方法
欠点:このツールを使うにはアカウント名とパスワードを入力しなければいけない。
どちらの方法でもバージョンダウンが可能なことを確認しているので欠点を比較しながら好きな方法を選択してください。
A.「Cheat Engine」を使う方法
この方法を使うとdownload_depotコマンドで「Depot download failed : Manifest not available」のエラーを回避してダウンロードできるようになります。ただ、Steam内部データをいじるので慎重に進めてください。また、「Cheat Engine」はチートツールなのでオンラインゲームをやる方はやめておいた方がいいかもしれません。
参考元:『Steam Community :: Guide :: How to install older versions of Beat Saber using Steam』
コメント欄2/16 0:01 StepSさんの投稿を基にしました。こちらも参照しながら進めてください。
①Cheat Engineをダウンロードして、インストールする
公式サイトから「Cheat Engine」をダウンロードします。でかでかとしたいかにも怪しいDownload Cheat Engineというボタンをクリックするとダウンロードできます。なお、このソフトはVirusTotalの結果がかなりまずいです。きちんとバックアップを取ったうえで自己責任でダウンロードしてください。
ダウンロードしたexeファイルを実行してインストールします。間違ってもhao123なんか入れないでください。
②Cheat Engineを開いて、File→Open Process→Steamをクリック
インストールしたらCheat Engineを開いて、右上にあるFileのOpen Processをクリック。ApplicationsからSteamを選択(ない人はSteamを起動してください)して、Openをクリック。
③変更する値を検索する
右側にある検索条件を指定します。
Memory Scan Options→steamclient.dll(↓を開いた後、Sを何回か押すと出るはず)
Value Type→Array of byte
Hex→チェックを入れます
Writable→チェックを外します
Array of byte→「D0 84 C0 0F 85 2E FF FF FF」と入れます。
以上入れ終わったらFirst Scanをクリック。
④値を変更する
見つかった値を右クリックしてChange value of selected addressをクリック。
「D0 84 C0 E9 2F FF FF FF 90」に変更してOKをクリック。
以降はバージョンダウンの手順(旧版)を手順1から順にやってください。
B.「DepotDownloader」を使う方法
この方法では「DepotDownloader」を介して過去バージョンをダウンロードします。ただ、この方法は「DepotDownloader」使用時にアカウント名、パスワードを入力する必要があります。そのため、この方法を使うときはパスワードの一時的な変更をするか、終わった後にパスワード変更しておいた方がよさそうです。
参考元:『スカイリムSE版の更新対策|skyrimshot』
こちらも参照しながら本手順を進めてください!SkyrimSEとBeatSaberの違いをこの記事で説明していきます。
『Steam Community :: Guide :: How to install older versions of Beat Saber using Steam』
コメント欄2/15 22:04 Wafuさんの投稿でも言及されています。
①.NET Core Runtime、DepotDownloader、DepotDownloadSkyrimSE.batをダウンロード
.NET Core RuntimeはDepotDownloaderを動かすのに必要です。Download .NET Core Runtime→Download x64(Win 10のとき)でダウンロード。ダウンロードしたexeを実行してインストール。
DepotDownloaderはAsset内の.zipファイルをクリックしてダウンロード。ダウンロードしたら解凍しておきます。
DepotDownloadSkyrimSE.batは『スカイリムSE版の更新対策|skyrimshot』でtktkさんがDepotDownloaderを使いやすくするために作ってくださったものです。ありがたくお借りしましょう。ダウンロードは上のリンク先からできます。この記事とtktkさんは無関係なので何か不具合が起きてもtktkさんに問い合わせないでください…(これを使わなくてもDepotDownloader内のdepotdownloader.batを編集することでダウンロードは可能です。)
②DepotDownloadSkyrimSE.batをBeat Saber用に編集する
ダウンロードしたDepotDownloadSkyrimSE.batをファイルエクスプローラーで右クリック→編集。(間違ってダブルクリックして開かないでください)
メモ帳などで編集できるようになるので以下の部分を編集します。
AccountName=”Example”→”自分のSteamのアカウント名”(ログインするときに使用する名前です。プロフィールに表示される名前ではないので注意!)
Password=”1234”→”自分のSteamのパスワード”
AppID=”489830”→"620980"
DepotID=”489833”→”620981”
ManifestID=”2486778358967039909”→"283133398004202235"(Ver1.5.0の場合)
他のバージョンを入れたい方はManifestIDの"283133398004202235"を自分の入れたいバージョンのManifestIDに変えてください。詳しくはバージョンダウンの手順(旧版)の手順1で紹介しているのでそちらを参照してください。
以上編集し終わったらCtrl+Sで保存して閉じ、このファイルをDepotDownloaderのファイル内に移します。
③DepotDownloadSkyrimSE.batを実行する。
DepotDownloadSkyrimSE.batをダブルクリックして実行します。コマンドプロンプトが動き始めます。途中で二段階認証のコードを求められた場合は入れてください。下の画像のように100%までダウンロードが終わればOK。ダウンロードしたファイルはdepotdownloaderファイル→depots→620981→(自分の指定したManifestID)の中にあります。うまくいかない人は今までの手順を見直してみてください。
以降はバージョンダウンの手順(旧版)を手順3から順にやってください。
バージョンダウンの手順(旧版)
1.Steam DatabaseでBeat Saberのver1.5.0のID三種類を確認する
まず,バージョンダウンをするにはBeat Saberの元に戻したいバージョンのApp ID, Depot ID, MANIFEST IDが必要になります。これを『Steam Database』で調べます。
『Beat Saber · AppID: 620980 · Steam Database』と
『Beat Saber Content · DepotID: 620981 · Steam Database』から
Beat SaberのApp ID:620980,
ContentのDepot ID:620981,
ver1.5.0のMANIFESTID:2831333980042022356であることがわかります。
他のバージョンを入れたい人は以下手順で。
『Home · SteamDB · Steam Database』にアクセス→Beat Saberを検索
→AppIDをメモ&クリック→Depotタブを開く→ContentのIDをクリック
→Manifestsタブを開く→Depot IDと更新日付から自分の入れたいバージョンのMANIFESTIDをメモ
2.Steamのコンソールに入ってver1.5.0のデータをダウンロードする
「steam://nav/console」にアクセス(ブラウザにアドレスを貼り付けて飛んでください)するとsteamのコンソールが開きます。ここに「download_depot」、App ID、Depot ID、MANIFESTIDの順で入力します。
Beat Saber ver1.5.0の場合は「download_depot 620980 620981 2831333980042022356」と入れて実行します。
他バージョンのときは「2831333980042022356」の部分を他バージョンのMANIFESTIDに置き換えてください。ダウンロードが始まります。ダウンロードされたファイルの場所が表示されたら終わり。
2020/04/11追記
download_depotでダウンロードできるのが最新バージョンのみになったみたいです。Depot download failedのエラーが出る方は上に書いた2020/04/11追記事項を読んで進めてください。また、MANIFESTIDの前に「#:M」をつけるとダウンロードは進みますが、中身は最新バージョンなので注意してください。
3.ダウンロードしたファイルをBeat Saberのファイルに上書きする
ダウンロードしたファイルをBeat Saberのファイルに上書きします。上書き前にバックアップ推奨!(B.「DepotDownloader」を使う方法から来た人は.DepotDownloaderというフォルダーが一緒に入ってると思いますが、いりません。)私はこのとき一応pluginファイルを全部消して、バニラ状態にしました。ここで一度起動して、無事ver1.5.0のバニラになってることを確認しました。
4.Modを導入し直す
ここでMod AssistantでModを入れて終了にしたかったのですが、何故かバニラのはずなのにModが入っていると誤認識されていたので『BeatMods』から手動で入れました。Game Versionの項目をちゃんと変えておくよう注意!(Mod Assistantが使えればそれでいいと思う)
詳しいMod導入の方法については下の記事で取り上げているので参考にしてください。
5.無事Beat Saber ver1.5.0のMod入り環境に
起動してModが入っていることを確認して終わりました。上書きしてカスタム曲のハイスコアが消えるかと思いましたが、私の場合は消えてませんでした。
6.自動アップデートを回避する
このままでは自動アップデートによりせっかく戻したバージョンが元に戻ってしまうので設定でバージョンアップをできるだけ避けられるようにします。まず、Steamライブラリ→Beat Saberを右クリック→プロパティ→アップデートの自動アップデート設定を「このゲームを起動したときにしか更新しない」にします。
ただ、これだけではアップデートを完全に防げません。アップデート準備中となっている状態で起動しようとすると勝手にアップデートされます。そのときは『アップデート回避方法 - Grand Theft Auto V MOD Wiki - アットウィキ』に書いてある方法で回避します。私はver1.7.0のアップデートの際にこの方法を試して成功しています。ファイルをリネームする際は気をつけましょう。
最後にこちらでおすすめの便利Mod 3つを紹介しているのでよかったら見ていってください。
おわりに
でもバージョンダウンは手間かかるしデータ壊れる危険があるからやっぱバージョンアップ前にバックアップを取るべきだな…
著作権表記
本記事で引用したゲーム「Beat Saber」の著作者は©BEAT GAMESです。