【感想】「ダーウィンズゲーム」アプリから始まる異能バトルアニメ
評価
★★★☆☆3/5
アニメ『ダーウィンズゲーム』について
どんなアニメ?
平凡な高校生である須藤 要のもとに見知らぬアプリ「ダーウィンズゲーム」の招待メールが届く。アプリを起動させてしまったカナメは、プレイヤー同士が異能(シギル)を駆使して戦うゲームに巻き込まれてしまう。わけもわからぬまま、襲い来る強力なプレイヤーとのバトルを切り抜け、カナメは生き残ることが出来るのか!?
基本情報
タイトル:ダーウィンズゲーム
ジャンル:バトル系(異能)
製作:Nexus
放送期間:2020年冬アニメ
話数:全11話(総集編が第4.5話にあり)
公式サイト:TVアニメ「ダーウィンズゲーム」公式サイト
記事執筆当時Amazonプライム・ビデオで最新話まで見られました。
全話見た感想
ジャンルは異能バトル系
ジャンルは異能バトル系。シギルという超能力を駆使しながら主人公たちがデスゲームを生き残る話。主人公は補正によりまあまあ強いものの俺TUEEE系ではありません。王道少年漫画系の展開です。恋愛要素はややあるが薄い。
超能力を駆使しながらデスゲームを生き残る話
ある日突然ダーウィンズゲームというゲームアプリの招待が来て、うっかり起動したら実は命をかけたデスゲームだったという話。そのデスゲームに参加した人はシギルと呼ばれる超能力を一つ得る。このシギルを駆使して他のアプリ参加者と殺し合いをする。
この殺し合いで得られるものはポイント。このポイントでアイテム(銃や手りゅう弾などの武器)を得たり、破格の額に換金できたりする。
設定自体は某加速世界の話に似ていますが、アプリから始まったり、武器ガチャがあったりする点でなじみやすい話になっています。あんまりゴタゴタしていない設定は見る側としても入りやすいのでいいですね!
話の内容は王道バトル系だなという感じ。主人公はデスゲームを持ち前の身体能力や機転、仲間の協力でなんとか生き延びていきます。自分より格上と命を戦う姿は見ているこちらもドキドキワクワクしますね。
でも、中途半端に顔を出してくる恋愛要素は正直なくてもいい。恋愛するならちゃんとしてほしい。
少し不安定なアニメ制作陣
話の内容はすごく面白く、戦闘シーンも見ごたえありなのですが、それ以外のアニメ自体の部分については不満点が二つあります。
話の展開スピードが速くなったり、遅くなったり
一つ目は話の展開スピードがぐちゃぐちゃなところです。このアニメは第1話が1時間スペシャルでした。見てもらえればわかりますが、この第1話が物凄い速さで展開していきます。どのぐらいの速さかというとこの第1話で漫画1.5冊分です。参考までに原作をほぼ忠実に再現したアニメFate/kaleid liner プリズマ☆イリヤは10話で漫画2冊分でした。爆速ですね…('Д')
2話以降は通常の展開ペースにもどりましたが、何しろ第1話のペースが速かったせいでかなり遅く感じます。てーきゅう見た後にゆっるい日常アニメ見てる感じ。もうちょい早くてもいいのでは?
あと、ところどころ説明を端折っているように感じました。大切そうな武器ガチャシーンが一瞬で終わったり、いつの間にかクランができていたり、最後のエイス戦もあっさりしていたり…原作を読んでいない身としては少し不親切かな?と思いました。
前半にもかかわらず入った総集編
二つ目は4話と5話の間に総集編が入ったことです。いくら何でも万策尽きるの早くありませんか…?ダーウィンズコードの番号的に想定外の総集編だったことは明らかだし…大きな作画崩壊は起こさないで最終話を迎えられてよかった。そういう意味でも見てる方はワクワクドキドキできましたね('Д')
作画崩壊といえば第5話の15分(CMなし)付近でホテルから出ていくカナメたちがエレベーターに乗り込むシーン。あれどう見てもエレベーターの扉とカナメの位置関係がおかしくてトリックアートみたいに見えます(笑) 面白いので気になった方は見返してみてください。
気合の入ったアニメ連動企画
そんなアニメの内容に対して、連動企画は非常に充実していました。特に「シギル診断」と「Darwin's:Code」は視聴者が楽しく参加できていい企画でしたね。
まず、「シギル診断」は名前を入力すると自分の異能(シギル)がわかるというもの。この内容が本当に異能なのか?という微妙なラインをついてきて面白い!私がやったときは「階段三段飛ばし」でした。いや、すごいけど…みなさんもぜひやってみてください。
二つ目の「Darwin's:Code」は色々なところに表示されるダーウィンズコードをサイトに入力してポイントを集めるという企画。ポイントを集めると壁紙がもらえたり、グッズ抽選の応募ができたりします。驚くのはそのコードの数。なんと140以上もあります!集めがいがありますね。
しかもそのほとんどが無料で入手可能で、コードの表示場所もコード情報のところに載っている親切設計!合計ポイントランキングも表示されるのでついつい集めたくなります。抽選当たるといいな…
OP・EDはアニソン感の強い曲
OP・EDともにザ・アニソンみたいな曲です。OPはASCAさんの「CHAIN」という曲です。テンポが速くてかっこいい女性歌手の歌はバトル系アニメにはピッタリじゃないでしょうか?EDは綾野ましろさんの「Alive」という曲です。OPとは違って少ししっとりしている曲です。このデスゲームを生き抜いていく強さみたいなのを感じ取れますね。
まとめ